タイヤの取り外し

ホイールカバーを外してから

タイヤの取り外し

【ナットを緩める】

ホイールカバーをはずし、ホイールレンチを利用してナットを緩めます。
タイヤが地面から浮くところまで持ち上がっていると、ナットを緩めようとレンチを回しても、タイヤ自体が回転してしまいます。
先ほどのジャッキアップでタイヤが接地している状態で止めたのはこのためです。
十字レンチでナットを緩めていくのですが、まずはは緩めるだけでナットを取りはずす必要はありません。
もしナットが固着して十字レンチで回らない場合は、ブレーカーバーのように強力な力をかけられる工具を使います。
ナットが固着して回らないからと、レンチをかけてその上から体重をかけて回す、という人もいますが、これはボルトに対して回転方向ではなく、ボルトを曲げる方向に大きな力がかかってしまいます。
ですので、決して乗っかって回す方法はしないようにしましょう。
もしこういう工具がなく、自力でナットを外すことが出来ない場合は、無理をせずにディーラやカーショップに持っていって外してもらいましょう。

【ジャッキアップ】

すべてのナットが緩んだら、ジャッキのクランクを回してさらに車を持ち上げます。
今度はタイヤが1~2cm浮くぐらいまで持ち上げます。

【ナットを外す】

タイヤが地面から離れたらナットを外しますが、順番としては対角線の順に外し、一番下のナットを最後に外します。
外したナットは失くさないように注意して下さい。
タイヤが傾いて作業しにくい場合は、タイヤを足などで押さえると良いでしょう。

【タイヤを外す】

タイヤを両手で持ってもバランスがとりにくいときは、靴先をタイヤの下に入れて支えながら外しましょう。